スーパートランプは、私が自分の中でもっとも大事にしているアーティスト/グループの一つである。曲想はプログレッシブでありポップ。メロディもいいが、なにしろコーラスワークも含めたアレンジメントがすばらしい。使われる楽器もエレピ、アコピ、ギターを中心として、金管、木管、ハーモニカなど幅広い。古きよきミュージカルや映画音楽のような構成や、コミカルな部分を持ちながら、あるときはロマンティックに、あるときはスピード感溢れスリリングに、またあるときはドラマティックな展開をみせる。私が持っており愛聴しているのは、彼らの3rdから6thまでの4枚のアルバムだが、まさしく一曲とも無駄な曲のない、すばらしい楽曲ばかりだ。個性に溢れ、ロック/ポップ界でも孤高の存在といえよう。
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