日本は打撃陣が前日のUSA戦に続いて好調でヒットは出るものの、要所を韓国投手陣に押さえられ、9回まで3得点に抑えられました。一方、日本の先発、岩隈は今回も好調で、8回途中まで2失点に抑えますが、9回裏に登板したダルビッシュが2四球から1点を失い同点とされ、延長戦にもつれ込みました。いやな雰囲気で迎えた10回表でしたが、2アウト2塁3塁からイチローがセンター前ヒットを放ちこれが2点タイムリーとなり、韓国を振り切って、2大会連続の優勝を勝ち取りました。
この大会では、守備のエラーが出たチームが負けるという、短期決戦特有の傾向がありました。日本チーム、韓国チームとも、守備は非常に堅実で、打撃は韓国の方が長打力があり、一見すると韓国の方が有利かという声もありましたが、ここで重要なのは、強力な投手力の前には打撃の長所は簡単に打ち消されてしまうということです。続きを読む