テスラ・ロードスターという車がある。アメリカのテスラ・モーターズという会社が生産している車で、外観はスポーツカーのようだが、実は電気自動車である。ガソリンエンジンを搭載していない、完全に電気モーターで走る車である。1000万円を超える価格のこの車が、今ハリウッドのセレブの間で大人気だという。かつて90年代はアカデミー賞の会場に映画俳優たちはびっくりするような長さのリムジンで乗りつけ、レッドカーペットを歩いた。それがここ数年、様変わりしている。リムジンに変わって、ハイブリッド車プリウスで乗りつけるというのだ。しかしそれがテスラ・ロードスターのような電気自動車に取って代わられるのも時間の問題である。
日本の自動車業界は、ガソリンエンジン車からハイブリッド車、そして電気自動車、燃料電池車へのシフトが順番に、ゆっくり起こっていくと考えていたようだが、今回の金融危機と経済危機で、そのシナリオは大きく変わったといっていい。アメリカの自動車業界はすでに死に体であり、チャプター11の適用も目前である。今まで、大きな労働者団体と債権者団体が足かせになり、前にも後ろにも進めないような状態になっていたが、もし今回破産処理されるようなことになれば、失業者増大などの痛みは伴うが、自動車業界におけるメインプレイヤー交代という大きなチャンスが生まれる。
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posted by beverlyglen2190 at 18:34
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