前に書いたように、Debian Etchで構築していたTV録画マシンのハードディスクがクラッシュして、使えなくなってしまいました。クラッシュしたHDDは500GBのSATAのもので、OSをインストールした50GBの第1パーティションと、録画データを格納する450GBの第2パーティションに分けていました。ハードディスクのクラッシュは何台も経験していますが、たいていはパーティションテーブルの破壊であり、これは比較的簡単に修復可能です。しかし今回は、ハードディスクそのものにアクセスできなくなってしまったようです。このHDDはあとでゆっくりデータのサルベージにトライするとして、新しいHDDを調達して、TV録画マシンを再構築することにします。今回もDebianを使おうと思いますが、現在のDebianはDebian/GNU Linux 5.0 (lenny)にバージョンアップしています。(EtchとかLennyというのは、Debianのメインバージョンにつけられたニックネームです)Debian Etchの時代はドライバのインストールを別途行うなど、結構手間がかかりましたが、今回はどうでしょうか。再構築の様子を、メモとしてここに記録しておくことにします。
まず、ハードウェアは以下のとおりです:
ベアボーン:AOPEN EZ945-P Intel945G+ICH7
CPU: Core2Duo 1.8GHz; メモリ: 2GB
チューナキャプチャカード:玄人志向 CX23416GYC-STVLP
マシン再構築の手順としては:
(1) ハードディスクの交換
(2) Debian lennyのインストール
(3) チューナキャプチャカードのドライバのインストール
(4) チューナキャプチャカードのファームウェアのインストール
(5) 録画用コマンドの準備
というような流れになります。
(1) ハードディスクの交換
今まではOS+データに500GBのものを使っていました。現在では1TBや1.5TBのものがありますが、ディスククラッシュを経験した直後とあっては、容量が大きいほどデータ消失のショックも大きいので、なかなか大容量のHDDに手を出す気が起きません。結局従来と同じ500GBのものを入手することにしました。秋葉原のショップ「フェイス」で、5000円を切るものがあるのを見つけ、さっそくネットで購入、3日ほどで届きました。メモリもそうですが、HDDもかなり安くなりましたね。

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posted by beverlyglen2190 at 17:52
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