2009年07月08日

NVIDIA IONはIntel Atomにとってベストバランス

NVIDIA IONプラットフォームは、IntelのAtomプロセッサに対応するチップセットとして発表された。Atomプロセッサはネットブックのプロセッサに採用され、低消費電力で低価格であるとして大ヒットした。5万円前後のこの種のPCは、ノートPC全体の20%を超えたともいわれている。しかし、これらネットブックに使用されているチップセットは、Intel 945G系という数世代前のものが使われており、CPU、グラフィクスともに非力であることは否めない。

これに対してNVIDIA IONでは、内蔵グラフィックではあるが945Gの10倍の処理性能があるというGeForce 8/9世代のコアを使用しており、ハイビジョン解像度のMPEG-4動画を再生するためのハードウェアデコーダも内蔵している。そのため、従来のネットブックではCPU使用率が100%になってしまったり表示がカクカクしてしまうような動画の再生も、NVIDIA IONなら安定して再生することができるという。

ここにきて、Atom330(デュアルコア)+IONチップセットを搭載したマザーボード、ノートPC、小型PC自作キットが相次いで発売されている。私の2台のPCが同時に壊れたとき、ユニットコムからAtom330(デュアルコア)+IONチップセットの小型PC発売のアナウンスがあり予約受付を始めたので、メインマシンをこれに買い換えようと思ったのだが、わずか1週間ほどで発売中止となってしまい、泣く泣く断念して既存マシンを修理した経緯がある。

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posted by beverlyglen2190 at 22:04 | Comment(0) | テクノロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする