2011年01月20日

Gavotte Ramdisk で OS管理外メモリ領域を活用

過去2回のエントリで記したように、自宅のメインマシンをMP915からCore 100HTにアップグレードし、WinXPをインストールして稼動を開始しました。
私の使用状況では、メインメモリが1GBから4GBに大幅増加したのが非常に大きく、快適なPC環境となりました。ただし、私の使用したWinXPは32bit版です。32bitOSではアドレス空間は理論上最大4GBであり、実際WinXPの場合は3.2GBまでしか扱えません。残り0.8GBをどうにか有効活用できないかと調べてみると、このOS管理外メモリ領域をramdisk化できるソフトがあることがわかりました。この領域を、OSやアプリケーションソフトがバックグラウンドでアクセスするディスク領域として使用すれば、より快適な使用環境になることが期待されます。
ramdisk化できるソフトとしては、いくつかのメモリメーカがフリーで提供しているものがありますが、いずれもそのメーカのメモリ製品を使用していないとソフトも使用できないようです。そこで、そのような制限のないフリーソフトであるGavotte Ramdiskを使ってみることにしました。

Gavotte Ramdisk については、有志によるまとめサイトがあるので、それをじっくり読めば比較的簡単にramdisk化ができます。有志の皆さんの努力に感謝いたします。さて、私の WinXP + Core 100HTの環境では、以下のように導入を進めました:
(1)マイコンピュータのプロパティで「物理アドレス拡張」と表示されているか確認。私の当初環境ではこれが表示されていなかったので、起動オプションに /pae を追加して再起動し、「物理アドレス拡張」と表示されたことを確認。
(2)Gavotte Ramdiskアーカイブ内の ram4g.reg を実行。
(3)ramdisk.exe を実行。領域サイズ指定はデフォルトの16MB指定でも、自動的に最大限のOS管理外メモリ領域が確保される。
(4)タスクマネージャで、物理メモリ領域がramdisk化の後でも減っていないことを確認。ramdiskのプロパティにより、OS管理外メモリ領域が最大限確保されていることを確認(私の場合700MB弱)

一連の工程で私がはまったのは、ram4g.reg実行後に自動的に再起動がかかるようなのですが、再起動までに結構時間があるので、それに気づかずにramdisk.exeを実行した結果、OS管理外メモリ領域でなく管理内領域が確保されてしまい、何回か試行錯誤する、ということがありました。そのような場合は、ramdiskをアンインストールして最初からやり直せば問題なくできると思います。

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posted by beverlyglen2190 at 19:22 | Comment(2) | テクノロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする