まず目についたのは、超立体というもの。鼻の部分などにできがちなすきまができないようになっており、花粉がより入りにくくなっているようです。
ただし、花粉が侵入しないからといって、インフルエンザウィルスも侵入しないと思ったら大間違い。ウィルスの大きさは花粉の約100分の1ぐらいだそうなので、ウィルスの侵入を防ぐには専用のマスクが必要になります。これは医療用や製造現場で使うようなものになってしまい、あまり一般的ではありません。
最近はウィルスそのものではなく、ウィルス飛沫なら防げます、という使い捨てマスクが出てきました。ウィルス飛沫や細菌は花粉の10分の1程度の大きさで、ウィルスよりは大きく、これの侵入を防ぐというものです。さらにフィルターに殺菌成分を加えるなどして、防菌効果を増しているものもあります。
一方、防菌ではなく、鼻やのどの乾燥を防ぐ、濡れマスクというものも出てきているようです。このように、使い捨てマスクにもいろいろなものが出てきているので、用途に合わせてうまく選びたいものです。