2009年03月06日

学校英語で教わった 間違った発音

私がアメリカの大学院で勉強するためにロサンゼルスに行ったのは、もう10年以上前のことです。学生時代、音楽は洋楽しか聴かず、ラジオもFEN(在日米軍のラジオ放送)をよく聴いていたとはいうものの、それだけで英会話が上手になるわけではなく、アメリカに行ってから半年ぐらいは、英語のことでとても苦労しました。そんな中で、学校英語で一番最初に習う例文の発音が間違っていた、という体験をしたのは本当にショックでした。

その例文とは、例えば
   This is a pen.
です。この発音は、中学1年の英語の授業では
   ディス イズ ア ペン
と習ったと思います。ところが、私が体験したかぎり、ロサンゼルスのほとんどの人がこれを
   ディス イズ エイ ペン
と発音していたのです。義務教育で一番最初に習う発音がいきなり間違っているというのは、今後自分はアメリカでやっていけるのか、ととても不安になったことを覚えています。

中学校でこの不定冠詞のaについて習ったのは、基本的にはアと発音するが、続く名詞を強調する場合はエイと発音する、というようなことだったと思います。
対して、ロスで体験したのは、基本的にはエイと発音するが、早くしゃべる場合などは特に強調することなくアと発音する、という感じで、日本で習ったのと全く逆なのです。

もちろん英語にはいろいろあって、イギリス英語とアメリカ英語とは母音の発音がかなり違いますし、アメリカの中でも東部、西部、南部でもずいぶん違います。東部はイギリス英語に近く、母音を硬めに短めに発音しますが、西部では長めに強めに発音するので、文章を聞くとグニャグニャした感じに聞こえます。さらにオーストラリアではエイをアイと発音するなど、母音の発音自体が変化してしまっています。

私が義務教育で習った英語は、イギリス英語ベースだったのかもしれませんが、いまさらイギリス英語もないという気がします。最近の学生たちは、どんな英語を習っているのでしょうか?


posted by beverlyglen2190 at 18:43 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がない ブログに表示されております。