この不景気で節約志向が鮮明な中、自動車の売上げ自体大きく落ち込んでいますが、その中で低価格、低燃費、低経費のものに人気が傾いています。hondaインサイトは最低価格が189万円と、プリウスの223万円に対してかなり値ごろ間があり、今までハイブリッド車に興味があっても手が出なかった層からの支持を集めているようです。さらに、もっと安く手にいれたいと、早くもインサイトの中古車を捜し求めている人も少なくないとか。
インサイトの車体はプリウスより若干小さいようですが、電子制御ユニットやニッケル水素バッテリーがコンパクトなため、室内の広さはほぼ同等で、収納部分は広いぐらいだということです。
この5月には新型プリウスが発売される予定ですが、トヨタはより低燃費を目指しているため、価格は現行プリウスよりさらに高くなりそうです。さらにトヨタはレクサスのハイブリッド車の発売も今年夏ごろに計画しています。燃費はより低いものの車自体はより高価な方向へという戦略のようです。したがってこの不景気の中ではhondaインサイトの人気はさらに続くかもしれません。
このまま切磋琢磨してもらって、ハイブリッド車がより手軽に手に入れられるようになるといいなと思いますが、一方で電気自動車の開発が特にアメリカで活発になると予想されるので、その競争に乗り遅れないようにがんばって欲しいと思います。