五月人形と一口に言っても、鎧飾り、兜飾り、大将飾りなど、いろいろな種類があります。昔は鎧兜が一般的だったような記憶がありますが、最近はシンプルな兜のみのものが人気だそうです。一方、価格については、だから安く済む、ということではないようで、14〜15万円が売れ筋の価格帯だということです。やはり、男の子のお祝いとしては唯一のものですから、それなりにお金もかけましょう、ということでしょうか。
さらに、今年の特徴として、武将もの、特に直江兼続のものが注目されているということです。NHK大河ドラマの影響がこんなところにも現れているとは面白いですね。直江兼継といえば、以前はあの兜に「愛」とあるのが、あれは何だ、と軽んじられて取り上げられていた記憶があるのですが、最近では引っ張りだこなのですから、物事の評価というのはつくづくわからないものです。
端午の節句は奈良時代から連綿と続いているそうですので、まさに日本の伝統といえるものです。男らしく元気な男の子に育って欲しいという、親なら誰しもが願う、その気持ちの表現と言えます。ただし、最近は草食男子などというものも流行っていますが、どうなのでしょうか。草食系であっても元気に育ってくれればいい、というのが親の願い、ということになるでしょうか。