まず、腰痛は大きく3種類に分けられる:
ぎっくり腰: 急に起こる腰の捻挫
日常的な腰痛: いわゆる慢性腰痛
椎間板ヘルニア: 痺れなどを伴い、原則手術が必要
これらは原因や症状が異なるので、対処法も異なる:
ぎっくり腰: 捻挫なので、腰を冷やす
日常的な腰痛: 腰の部分がこって血行が悪くなっているので、腰を暖める
さらにぎっくり腰の場合、痛みでまったく動けなくなるので、とにかく安静にしているしかなく、その場合は抱き枕を抱いて横になるような体勢が一番楽とのことです。また、動けるようになったらなるべくすぐに歩くなど体を動かすことが回復のために重要だそうです。
日常的な腰痛を予防または改善するストレッチ、体操について2種類紹介されていました。
(1)床に仰向けに寝た状態から、ひざを曲げて胸にひきつけ、両腕で両膝を抱える。これによって腰の部分が伸びる。できれば頭を起こすようにすればさらによい。一回10秒で1日10回やるとよい。
(2)床にうつぶせに寝た状態から、頭、上半身を起こしていく。1回10秒で1日10回。
このストレッチをやってみましたが、非常に効きますね。今後取り入れていきたいと思います。
ちなみに、私が今までやっていたストレッチをここで紹介しておきます。これは下に紹介する本に出ていたもので、上の体操よりも負担が少ないと思います:
− 床に仰向けに寝ます。この状態では、お尻が出っ張っているため、お尻の上の腰の部分が若干床から浮いていると思います。
− この状態で、ひざを曲げて立てていきます。すると、床から浮いていた腰の部分が床につくようになります。実はこれが腰にいい姿勢だそうです。
− 次に、お尻を床から少しづつ上げていきます。このとき、背骨の一つ一つの骨をイメージして、尾てい骨から骨一個づつ床から離すように意識してお尻を上げていきます。
このストレッチも腰が伸びて私には効果がありました。痛みがあまりなくこれらの体操ができそうな方は試してみてはいかがでしょうか。
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