2009年06月03日

多聞寺討伐 光瀬龍 著 扶桑社文庫 2009年4月発行

多聞寺討伐 (扶桑社文庫)多聞寺討伐 (扶桑社文庫)
光瀬 龍

扶桑社 2009-04-28
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「多聞寺討伐」このタイトル名をネットで見かけた瞬間、脳の奥底に小さく折りたたまれていた記憶が、一気に意識下に広げられ展開されるのを感じた。高校の図書室でたまたま見つけてむさぼるように読み、そしてその後文庫化されたのを大学の生協で我先に買い求めた、筒井康隆編の日本SFに関するアンソロジーについての記憶である。

徳間ノベルズから出ていた6冊のアンソロジー。「60年代日本SFベスト集成」を皮切りとして71年から75年まで1年ごとの日本作家によるSF短編を集めた短編集。その各短編の出来もさることながら、筒井康隆による各短編とその作家についての解説がすばらしく、その解説のほうを何度も何度も繰り返し読んだ。この解説をきっかけに読むようになった作家も数多い。山田正紀、田中光二、荒巻義雄、堀晃、藤原道夫、そしてもちろん、小松左京、光瀬龍。

とはいうものの、私は決して光瀬龍のいい読者ではない。宇宙年代記シリーズは大好きで、文庫化されたものはほとんど読んだし、その他にも記憶にある限りでは「百億の昼と千億の夜」「たそがれに還る」「喪われた都市の記憶」「東キャナル文書」そして短編集の「消えた神の顔」など。しかし光瀬龍は宇宙年代記シリーズ以外にも多くの長短編を著している。「夕ばえ作戦」のようなジュブナイルや本書に代表される時代SFもその一部だが、そちらはほとんど読んだことがない。例外は、表題作のような、筒井アンソロジーに収録された作品たちである。

「多聞寺討伐」という短編集は1974年に早川文庫から出ているが、今回の扶桑社文庫版は、早川文庫版の5短編を全て収録し、他の短編集に収められた時代SF短編、さらには単行本初収録短編も含まれる、充実した内容だ。最近日本SFをほとんど読んでいない私だが、「多聞寺討伐」というタイトルを目にしたときのショックをきっかけとして、SF読みとしてかつてお世話になった(作品を通じてという意味で)お返しをしなければ、という思いで、購入した。

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2009年06月01日

アイズリーブラザーズ(The Isley Brothers)

アイズリーブラザーズ(The Isley Brothers) も日本では本国の実績が正当に認識されていないグループの1つである。活動暦は1950年代初頭から現在までと長く、今から彼らの音楽に取り組むとなると、どこから手をつけていいのか悩ましいが、そのキャリアを大きく3つに分けるとわかりやすいかもしれない。

まず、グループ結成から1969年モータウン在籍時代まで。彼らはグループ名が示すとおりオハイオ州シンシナティで生まれ育った兄弟によるグループで、初ヒットは59年の「シャウト」。62年には「ツイストアンドシャウト」がヒットし、63年にはこの曲をビートルズがカバーして大ヒットさせた。また、このころジミヘンドリクスがレコーディングに参加している。

続いて、1969年から1983年まで、自らのレーベル:T-Neckで活躍した時代。それまで兄弟3人のR&Bボーカルグループだった彼らは、バックバンドとして弟2人といとこの3人を加え、計6人のセルフコンテインドグループとなる。この6人の結束は、配給がブッダからCBSに変わるとともに、充実したファンクと、目利きの効いたカバーチューン、そしてその後のクワイエットストームを生んだといわれるメロウなナンバーで、幅広い音楽性を披露した。

6人の固い結束が数々のヒットを生んだ彼らだが、1983年に若い3人がアイズリージャスパーアイズリーとして独立、グループは分裂した。年上の3人はワーナーブラザーズに移籍し、クワイエットストーム路線を突き進んだ。その後、正式な解散宣言のないまま、現在に至る。

今回、第2期のCBS時代のアルバムがEPIC/Legacyレーベルからリイシューされており1000円以下の安価で入手できることを知り、まとめて4枚を聞いてみた。アイズリーブラザーズ未体験の方は、ここらへんから手をつけるといいと思う。
3 + 3 (1973)
3 + 3
Live It Up (1974)
Live It Up

The Heat Is On (1975)
The Heat Is On

Harvest for the World (1976)
Harvest for the World


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posted by beverlyglen2190 at 19:16 | Comment(0) | ミュージック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月29日

2台のPCが同時に壊れた!

自宅では2台のPCを使っているのですが、これがほぼ同時期にトラブルを起こしてしまい、ここ数週間、不便な生活を強いられました。買った時期も機種も違う2台のマシンが同時に壊れるなんて、こんなことあるんですね。

1台はメインマシンとして使っているもので、AOPENのMP915という非常にコンパクトなベアボーンにCeleronMとメモリ1GBを組み込んでWindowsXPを動かしているもので、主にネットブラウズ、メールや動画、ネットラジオなどを楽しむのに使っています。もう1台はTV録画マシンとして使っているもので、キューブ型ベアボーンにCore2Duoとメモリ2GB、チューナキャプチャボードとHDD500GBを積んでLinuxで動かしているものです。両方とも、ほぼ24時間駆動で使ってきました。

まず、1ヶ月ぐらいまえから、メインマシンの内蔵ファンの回転が鈍くなってきました。内部を空けて、ほこりを取ったりして使ってきましたが、とうとうファンが回らなくなってしまいました。こうなると、電源を入れてブラウザを何枚か開いていると5分ぐらいでチップセットが100℃を超えてしまい、すぐに電源を切らねばなりません。

それまでサーバ的に使っていた録画マシンですが、仕方なくこちらのマシンでネットブラウズとメールぐらいはできるように、ブラウザのブックマーク移管やアドオンの整備などを行い、メインマシンを復旧させるまでのつなぎとして使い始めました。すると、3日もしないうちにハードディスクのアクセスがおかしいことに気がつきました。ログを見ると、アクセスエラーがいくつか出ています。ファイルシステムが壊れているのかと思い、ファイルシステムチェックfsckを行いました。すると、OSが入った50GBほどの第1パーティションはチェックが終わりましたが、録画データが記録されている450GBの第2パーティションは半日経ってもチェックが終わりません。強制終了させて確認すると、HDD自体がアクセス不能になっていました。その後、再起動したり、Knoppixで確認したりを繰り返したのですが、HDDはアクセスできたりできなかったりを繰り返し、ついには完全にアクセスできなくなってしまいました。

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posted by beverlyglen2190 at 17:49 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月21日

おもいっきりDON!でやっていた 腰痛の予防・改善法 ストレッチ体操など

腰痛の予防・改善法について、先週のおもいっきりDON!で放送していました。私は普段から腰痛に悩まされているので、録画して、見てみました。コンパクトでしたが結構大事な情報があったと思うので、忘れないようにここにメモしておきます。

まず、腰痛は大きく3種類に分けられる:
  ぎっくり腰: 急に起こる腰の捻挫
  日常的な腰痛: いわゆる慢性腰痛
  椎間板ヘルニア: 痺れなどを伴い、原則手術が必要

これらは原因や症状が異なるので、対処法も異なる:
  ぎっくり腰: 捻挫なので、腰を冷やす
  日常的な腰痛: 腰の部分がこって血行が悪くなっているので、腰を暖める

さらにぎっくり腰の場合、痛みでまったく動けなくなるので、とにかく安静にしているしかなく、その場合は抱き枕を抱いて横になるような体勢が一番楽とのことです。また、動けるようになったらなるべくすぐに歩くなど体を動かすことが回復のために重要だそうです。

日常的な腰痛を予防または改善するストレッチ、体操について2種類紹介されていました。
(1)床に仰向けに寝た状態から、ひざを曲げて胸にひきつけ、両腕で両膝を抱える。これによって腰の部分が伸びる。できれば頭を起こすようにすればさらによい。一回10秒で1日10回やるとよい。
(2)床にうつぶせに寝た状態から、頭、上半身を起こしていく。1回10秒で1日10回。

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posted by beverlyglen2190 at 17:29 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月19日

USBディスプレイがLinuxで使用可能に

USB接続する小型の液晶ディスプレイが最近各社から発売されてきています。それらのほとんどはWindowsOSしかサポートしていないため、Linuxでは使用することができなかったのですが、それがどうやらLinuxでも使えるようになりそうです。

これらのディスプレイのほとんどには、DisplayLinkという会社のUSBグラフィックチップが使われているのですが、今まではこのチップがWindowsでしか動作しない、つまりWindows用のデバイスドライバしか供給されていないため、Linuxでは使えませんでした。しかし、この5月16日、DisplayLink社はLinux用ライブラリのソースコードを公開しました。ライセンスはLGPL v2.1だそうですから、これでLinuxユーザもこの手のUSBサブディスプレイを自由に活用できそうです。

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posted by beverlyglen2190 at 16:37 | Comment(0) | テクノロジー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月12日

「日本サッカー偏差値52」 杉山茂樹著 じっぴコンパクト 2009年3月発行

日本サッカー偏差値52 (じっぴコンパクト)日本サッカー偏差値52 (じっぴコンパクト)
杉山 茂樹

実業之日本社 2009-03-19
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普段から日本サッカーについて辛口の評論で知られるスポーツジャーナリストの著者が、世界のサッカーに対する日本サッカーの評価を、偏差値を使って表したユニークな書。
じっぴコンパクトとは実業之日本社が発行している新書シリーズで、本書はその33巻目。サイズは通常の新書よりちょっと大きく、講談社ブルーバックスとほぼ同サイズのものである。

著者はかつて1年のうち200日以上を海外特に欧州でのサッカー取材・観戦に費やしていたことで有名であり、その知見は日本のスポーツジャーナリズム界では非常に貴重なものである。昨年上梓された「4-2-3-1 サッカーを戦術から理解する」(光文社新書)は、それまできちんとした資料のなかった現代サッカーの戦術、フォーメーションについて書かれたすばらしい著作であった。ワールドカップやUEFAチャンピオンズリーグなどで時代のエポックとなった試合について、どのような戦術・フォーメーションが使われたか、そして試合中の戦況の変化に対してどのような変更が行なわれたか、が考察され、そして実際指揮した監督にインタビューして確認するなど、まさに現代サッカーはこのようにして考えられ行なわれているのだということがわかる労作であった。

そして今回、日本サッカーを憂える著者が行なったのは、世界の各チームの実力を偏差値で表すことによって、日本サッカーの現状を表現しようという試みであった。一般に、何かの物事の評価を偏差値で表す、というのは、あまり歓迎されないと思う。受験戦争で明らかなように、他のもろもろ大事なことをそぎ落としてしまって全体を正当に評価しない、という印象が偏差値にはある。が、逆に言うと、著者はそのような欠点が目に入らないほど、日本サッカーの現状、そしてその報じられ方の現状に危機感を抱いている、ともいえる。

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posted by beverlyglen2190 at 19:24 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月06日

宇宙創成(上)(下) サイモン・シン著 新潮文庫 2009年2月発行

宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)
宇宙創成〈上〉 (新潮文庫)
宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)
宇宙創成〈下〉 (新潮文庫)

「フェルマーの最終定理」「暗号解読」の2作品で、問題に携わる学者や技術者の人間ドラマと、問題自体の専門的内容との2つを、高度なレベルで融合させて描写する力量を実証済みの著者が、宇宙の成立ちの謎とそれに挑む科学者たちをテーマに挑んだ、すばらしいノンフィクション。

「フェルマーの最終定理」も「暗号解読」もとても楽しく読むことができたので、「宇宙創成」の文庫化も非常に楽しみにしていた(単行本は買わないことにしているので)。いざ読み始めてみると、期待以上の内容で、読み終わるのが惜しいと思うほどであった。
彼の作品が特にすばらしいと思うのは、前もってそのテーマについてある程度知識があったとしても、さらに楽しめるということである。これは彼の作品が他の啓蒙書などとは一線を画す、ワンアンドオンリーの作品であることを意味する。
例えば、普通理系の人間ならば、フェルマーの最終定理について、暗号について、または宇宙論について、何冊かの本は読んだことがあるはずである。そのような場合、さらにそれらの啓蒙書を読むとすると、そんなことはもう知ってるよ、と退屈してしまうようなことはよくある。しかしサイモン・シンの著作でそのような気分を味わうことはほとんどないといってよい。特に今回「宇宙創成」を読むに当たって、単なる偶然だが昨年末に岩波新書から出たこれもすばらしい本「宇宙論入門」(佐藤勝彦著)を読んだばかりにもかかわらず、である。

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posted by beverlyglen2190 at 15:53 | Comment(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年05月03日

住宅用火災警報器・火災報知器 既存住宅でも設置義務付け 遅くとも2011年5月末までに

住宅用火災警報器を全ての住宅で設置しなければいけない、という法律が2006年6月に施行されているって、ご存知でしたか? 新築住宅、既存住宅にかかわらず、火災警報機を遅くとも2011年5月末までに設置しなければならないそうです。
既存住宅については、各自治体の条例によるそうですが、全ての寝室と寝室のある階段、台所などに火災報知機を設置する必要があります。特に、就寝時に火災が発生し、気づくのが遅れて犠牲者が発生することが増えているそうで、それを防ぐための措置といえるでしょう。

設置する火災警報機は国内規格であるNSマークを取得した製品である必要があります。火災報知器のメーカーには、パナソニック電工、能美防災、ホーチキ、ニッタンなどがあります。他にもたくさんのメーカーがあるようですが、これらのメーカーでNSマークを持つ製品なら問題ないでしょう。

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posted by beverlyglen2190 at 18:53 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月30日

生キャラメルを自宅で簡単に作れる! 電子レンジでOK! レシピつき!

生キャラメルは田中義剛さん率いる花畑牧場のものが大人気となり、いまだになかなか入手困難なようです。生キャラメルは決して花畑牧場だけの専売特許ではなく、北海道に行けばいろいろなブランドの生キャラメルを買うことができます。さらに、田中義剛さん自身、テレビで生キャラメルの作り方・レシピをいろいろな番組で明らかにしており、家庭でも作ることができるようです。ただし、焦がさないように40分間かき混ぜ続ける、など、必ずしも簡単ではないようです。そんなときにお勧めなのが、タカラトミーから発売された調理玩具「生キャラメルポット」です。
生キャラメルポット生キャラメルポット

タカラトミー 2009-04-30
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鍋を火にかけ長時間かき混ぜる代わりに、この生キャラメルポットに材料を入れて電子レンジで温め、取り出したら上部のふたを回して中身をかき混ぜる。これを何回か繰り返すと生キャラメルクリームができるので、これを冷蔵庫で冷やすと、生キャラメルの出来上がり。これなら簡単にできますね。1回当たりの材料費も100円程度でできるそうですから、楽しくできて、お金も掛からないとなれば、いいことづくめです。

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posted by beverlyglen2190 at 17:32 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年04月28日

日本鉄道旅行地図帳で、自宅でも旅行気分?

日本鉄道旅行地図帳(新潮社発行)が、地図としては異例といえる売れ行きだそうです。
日本全国を12に分け、2008年5月に第1巻「北海道」から発行スタートしたこのシリーズは、この4月18日に最終巻「九州」発行でとりあえず完結しましたが、第1巻からの累計発行部数は135万部を超えたということです。

今までの鉄道路線図は、ほとんどが縮尺を無視した、いわばポンチ絵のような形だったのに対し、この日本鉄道旅行地図帳では正しい縮尺の地形図に鉄道路線と駅が書かれているのが最大の特徴だということです。また、営業中の路線だけではなく、廃線や廃駅についての詳しい情報が掲載されているのも大きな特徴です。さらに、単線・複線や、貨物駅、スイッチバックなども記載されており、鉄道ファンも十分満足できます。
一方、地図には名所旧跡がプロットされているほか、その土地の名産品なども地図上にさり気なく記されており、鉄道マニアだけでなく一般の旅好きな人たちが見ても楽しいものになっているそうです。
今後の予定としては、5月20日に本書をもとにした白地図「乗りつぶしノート」を発売するほか、今秋には別巻「旧領土・旧植民地」の発売を予定しているということです。

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posted by beverlyglen2190 at 17:41 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする