日本の自動車業界は、ガソリンエンジン車からハイブリッド車、そして電気自動車、燃料電池車へのシフトが順番に、ゆっくり起こっていくと考えていたようだが、今回の金融危機と経済危機で、そのシナリオは大きく変わったといっていい。アメリカの自動車業界はすでに死に体であり、チャプター11の適用も目前である。今まで、大きな労働者団体と債権者団体が足かせになり、前にも後ろにも進めないような状態になっていたが、もし今回破産処理されるようなことになれば、失業者増大などの痛みは伴うが、自動車業界におけるメインプレイヤー交代という大きなチャンスが生まれる。
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